日本刀とは

日本刀は銃砲刀剣類登録証を登録し所持していれば誰でも所持できます。

日本刀を所持するには警察の許可が必要だと思っていませんか?
そのような事は全く有りません。

美術的に価値の高い刀剣類は一振り一振り登録し、銃砲刀剣類登録証が交付されることによりその刀剣類を所持することが出来ます。これは現在でもその伝統的作刀技法を継承され、またさらに技術を高めた作品を作り出されている現代刀匠の作刀も同様です。
自動車のナンバーのような登録を一振り一振りの日本刀に登録すると思っていただければ身近に感じると思います。
また、刀剣の運搬は自由ですが、銃砲刀剣類登録証を携帯することが義務づけられていますので、登録証は刀の鞘に巻き付けたり盗難等のために別に保管しておく方法もあります。

 


 

日本刀の保管に関して

 

日本刀は美術品と云っても扱い方により危険が伴いますので、容易に誰でも手が触れられる処に飾ることは避けるべきでしょう。また、美術的価値を保つためにもその保管場所には気を付けましょう。特に刀身の錆びは深刻な問題となます。錆の原因である湿度の高い場所は避けるべきです。

刀の保管には刀箪笥が適しています。所蔵の刀が多くない場合は刀箪笥を購入する必要はないと思います。しかし、衣装タンスの引き出しに保管する場合、防虫剤(ショウノウ)などがそこに入っていると刀身に錆びが発生すると云われ、注意が必要です。
また、通常のお手入れをしておけば梅雨時でも問題はありません。しかし、冬場では冷えた場所に置かれていた刀を暖かい部屋で鞘から抜くと刀身が結露する場合があります。刀身から水分の拭き取りが残った状態で鞘に納めてしまうと錆びが発生しますので御注意下さい。

 


 

刀のお手入れに関して

刀のお手入れは定期的に(1ヶ月~2ヶ月間隔)丁子油を塗布します。
刀身の古い油を打粉と柔らかいパルプ100%のティッシュペーパーで拭いとります。近年では打ち粉の代用として油汚れを拭き取るクリーナークロスがよく使われたりします。そして古い油を取ったら新しい丁子油を柔らかい布など、もしくはティッシュペーパーに染みこませて刀身全体に薄く塗布します。
また、古い油が固まってしまっている場合は無水アルコールで拭くと取れます。

 


 

現代刀について

 

現代の日本刀

日本刀は美術品としての扱いとなり、現代作られる日本刀いついては、その伝統技法に、新しい作法が加えられ、登録されている刀匠により現在も研究され進化しています。作られた日本刀は武器としてではなく美術品としての基準審査を受け、登録証が付けられます。

 

現代刀の作法について

明治9年の廃刀令から現在までの刀剣を現代刀と呼んでいます。
現代刀においては、古刀・新刀を問わず、あらゆる時代の著名刀工の作風を模写しており、特に鎌倉時代の太刀を写したものが多く作られています。
明治以降に大名家などが所有する日本刀が競売にかけられたことで評価を含めて日本刀の研究が進み、作風の特徴として5つのグループに分類されました。その特徴はかつての日本の行政単位であるそれぞれの地域を中心にして日本刀の基礎が作られ、山城伝(やましろ/京都)、大和伝(やまと/奈良)、備前伝(びぜん/岡山)、相模伝(さがみ/神奈川)、美濃伝(みの/岐阜)と呼ばれ、その総称を五箇伝(ごかでん)といい、伝法として弟子から弟子へ、地域から地域へと伝えられました。
現代刀を見る場合、その作法が五箇伝のどれにあたるものかを見るのもまた興味の広がるところです。

 


 

刀剣の種類

 

日本刀は、形や大きさなどの違いから、以下のような種類に分けられます。

太刀(たち)

 皆さんが美術館・博物館でご覧になるとき、刃を下にして飾ってあるのが太刀で、平安時代(12世紀)後期から室町時代初期まで、腰に佩(は)いて(=吊して)用いたものです。反りが高く、刃長はふつう2尺3寸~6寸(70~80cm)くらいあります。主に騎馬戦に用いる為戦闘形態状長かったと言われています。

刀(かたな)

 太刀に代わって室町時代中期(15世紀後半)から江戸時代末期(19世紀中頃)まで使用され、刃長は2尺(60.6 cm)以上ありますが、太刀よりはやや短いものです。太刀とは逆に、刃を上にして腰に指します。鎌倉時代以前の騎馬戦の戦闘形態から居合い等の戦闘形態に変化し抜刀しやすく扱いやすくする為徐々に短くなったとされています。新刀(慶長=1596~1614年以降のもの)にも、幕末の新々刀にも太刀のように作られたものもあります。もとは太刀であっても磨り上げて短くなると刀と呼び、一般の刀と同様に刃を上にして腰に指します。

脇指(わきざし)

  1尺(30.3 cm)以上、2尺以下のもので、刀と同じく腰に指します。小脇指と呼ばれる1尺2、3寸(36 cm~40 cm)のものもあります。桃山・江戸時代には「大小」といって刀の指添(さしぞえ=予備として持つ)にし、揃えて一組にして用いられました。

短刀(たんとう)

  長さが1尺(30.3 cm)以内のものです。

 

 

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